(15)CGCテスト合格!Noah頑張ったね!!

(15)CGCテスト合格!Noah頑張ったね!!

今夜7時から8時半までAKCのCanine Good Citizen (CGC)テストがPetsMartでおこなわれました。一緒に受験したのはクラスメートのLeahとMaggieとPepperです。Leahは前回のレポートに書いたように人を噛んでしまったのですが、どうやら隔離期間も終了して外出ができるようになったようです。店内でLeahと鉢合わせしてしまったNoahは案の定吠えてしまいましたが、試験の始まる前だったので大目に見てもらえたようです。LeahのほうもNoahが近くに来ると吠えるので、2匹をなるべく近づけないように努力しました。

それに加えて、先日来Noahが苦手の例の手提げ金庫の男性の従業員を見るやいなや、Noahはかん高い声で吠えてしまいました。あの夜のことが相当強く印象に残っているようなので、とにかく試験中はあの人が視界から消えてくれるようにと祈ってしまいました。

さて試験はAllisonさんとCarolさんが中心となって、TerryさんとPetsMartの従業員たちが参加してくれました。次の10項目が評価の対象となります。9項目パスして、1項目だけ不合格になった場合はその場でもう一回チャンスを与えてもらえるとの説明があり、一同少し安心しました。

1) 見知らぬ人を行儀よく受け入れる

これは前方から歩いて来た人と私が立ち話をする間、Noahがおとなしく座って待っていられるかのテストです。Noahは人に対してはフレンドリーなので相手の人に近づいて「撫でて、撫でて!」をしないように、私の脇に座らせたので無事合格。

2) おとなしく座って身体を触らせる

これはPetsMartの従業員がやって来てNoahの頭と身体を撫でます。飼い主は犬に話しかけることを許されてます。これもNoahは人にはフレンドリーなので問題なし。

3) 外観と手入れの状態

PetsMartのDay Careの従業員がNoahの手、耳、口の中をチェックしました。問題なし。やっぱりLeahはダメだったようです。

4) リードを引っ張らずに歩く

あらかじめ決められているコースをリードを引っ張らずに右回り、左回り、ある地点では一回転して歩きます。完全にリードを弛ませていなくても、犬が夢中で引っ張っていなければいいというので、「Easy(ゆっくり)」と「This way(こっち)」を繰り返して合格。

5) 人ごみの中を歩く

10人ぐらいの人と犬が通路を歩き回っている中をNoahと通り抜けます。仕事帰りのRickさんは自分の通勤用自転車を押しています。これも難なくパス。

6) 座れと伏せのコマンドに待てを加える

これは7−8メートルぐらいの長いリードに付け替えて、まずNoahに「座れ」それから「伏せ」のコマンドをします。Noahは通常「座れ」と「伏せ」はハンドシグナルだけでもちゃんとするほどなのですが、今日は気が散っているせいか、どうしても「伏せ」をしようとしません。5回くらいコマンドを繰り返してやっと伏せしてくれました。AllisonさんとCarolさんはNoahがいつもはちゃんとできるのを知っているのですが、やっぱりテストはテストですから、「これはぎりぎりってところね」との評価でしたが、私は「これは不合格だと思うからもう一度チャンスをください」と頼みました。10項目終了後再挑戦させてもらった時には、一度で合格。

「待て(Stay)」のコマンドはいつもほぼ完璧なので、今回も問題なし。リードの端まで私が背を向けて歩いていき、振り返ってNoahのところに戻ってリリース(もういいよ)します。そのあと続けて、7)のテストです。

7) 呼び戻し

これはNoahを座らせて(伏せでもよい)、「待て(Wait)」をかけてからまた長いリードの端まで歩いていき、Noahを呼びます。Noahクン、お疲れのせいか(笑)一目散に走ってきてはくれませんでしたが、私のところにちゃんとやってきました。

8) 他の犬に対する反応

これは前方から犬を連れた人がやってきて、お互い立ち止まり、犬を待たせて話をします。その間、犬同士は緊張してもいけないし、親しくじゃれあったりしてもいけません。今日は見知らぬ犬としてTerryさんの小型犬のチン(Japanese Chin)が相手だったので、ほっとしました。大きな犬だったらNoahがどんな反応をするか心配だったので。

9) 気を散らせるもの(こと)への反応

このテストは車椅子やショッピングカート、大きな物音などを怖がらずに受け入れるかを評価します。今日はステンレスのドッグボウル2個を落としてすごい物音がしました。人間の私達のほうがびっくりしました。Noahも少し驚きましたが、逃げ出したり飛び上がったりすることなく、落ち着いて見えたので合格。もう一つは足の悪い人が押して歩くウォーカーという歩行器です。Allisonさんは膝の怪我をしているのでこの歩行器が丁度いいと言っていました。犬達の並んでいる前を歩行器で往復します。キーキーと音がしたので最初はPepperが怖がって、吠えてしまいました。すぐ隣にいたNoahもそれを聞いて低い唸り声をあげてしまったので、私はなだめるのに必死。でも復路は大丈夫でした。

10) 飼い主が視界から消えた場合の反応

4匹の犬達がそれぞれ見知らぬ人にリードを預けられて飼い主が視界から3分間消えます。Noahのリードを持ってくれたのは、いつも猫のAdoptionのところでケージの掃除をしているJoannさんという人でした。Noahは初対面です。私はNoahに「待て(Wait)」を欠けて立ち去りました。Joannさんの話ではNoahは少しも動くことなく、完璧に落ち着いて待っていられたそうです。偉かったね、Noah。

この項目をパスできなかったのは、なんとあのフレンドリーなPepperだったのです!再度挑戦しましたがやっぱりだめでした。本当にその日の犬と飼い主の精神的な状態に大きく左右されるものだと思いました。

というわけで、今日は4匹のうちNoahとMaggieの2匹が合格。残念ながらPepperとLeahは後日再挑戦ということになりました。CGCの名前に恥じないよう、Noahともどもこれからもよき家庭犬とよき飼い主となれるよう頑張っていきたいと思います。HollyもCGCになって一年半以上になりますが、日々訓練と復習を欠かしていません。

さて今日もHollyの時同様、テストの前に飼い主は次のような文書に署名しなければなりませんでした。

1)私は私の犬の健康に責任をもちます(定期的な健康診断およびワクチン、栄養のある食事と清潔な水、毎日の散歩と定期的な入浴およびグルーミングなど)
2)私は私の犬の安全に責任をもちます(庭のフェンスを設け、オフリードにしない、公の場ではリードを使用、鑑札札等IDの着用)
3)私は私の犬に他の人々の権利を侵害するような行為をさせません(犬をオフリードにしない、庭やホテルなどで吠えさせない、公共の場所および野外での糞の始末はきちんとするなど)
4)私は私の犬のQuality of Lifeに責任をもちます(基本的なトレーニングの必要性を理解し、犬をよく気づかい、一緒に遊ぶ時間を取り、犬を飼うということは時間的にも世話の面でも多大な覚悟を要することを理解している)

すべての飼い主が上記のようなことを理解し、責任を全うすることができれば、不幸な犬をずいぶん減らすことができるのではないでしょうか。適切なトレーニングを愛犬に与えず、ただただ甘やかした結果、手に負えなくなって手放すようなことは少なくてもなくなると思います。そしてトレーニングを通して、犬と人間の距離は確実に縮まります。愛犬との絆が確実に強固なものになります。そして何よりも、きちんと躾けられた犬との暮らしは、何にも替えがたいほど楽しく素晴らしいものになると思います。

Noahをアダプトしてから、400日が経ちました。今では誰がなんと言おうと紛れもなく、うちの仔です。ありがとう、Noah。(2008/1/9)(MaxHolly&Noahのママ)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ