補助犬受け入れの実態
補助犬受け入れの実態
身体障害者補助犬法が施行されて、公共施設、民間の飲食店、宿泊施設も受け入れを義務としましたが、実態は6割の補助犬ユーザーが拒否されているそうです。
補助犬法の告知不足が大きな要因だと思います。
STAY WITH DOGの犬連れ同伴可のお宿はもちろん補助犬の受け入れは可ですが、本来、普通のお宿でも補助犬の受け入れしなければなりません。
では拒否の理由はどのようなことでしょう。
1.犬連れの仕様になっていないから(畳の部屋だから)
2.そのような法律があることを知らなかった
3.ペットを飼っているので補助犬でもトラブルになるのは嫌だから
4.犬が嫌いだから
5.陳列している商品に犬の毛がつくのは困る
6.これまで盲導犬や介助犬を見たことがないから必然性を感じないから
などが考えられるでしょう。
補助犬は普通の一般の家庭犬レベルの訓練ではなく、トイレのしつけ、無駄吠えしない。凶暴性はもちろんありません。
厚生労働省はこの実態から、相談機関の整備や法違反に対する指導、罰則のあり方などについて4月中に報告をまとめるそうです。(2006/3/24)(LIVING WITH DOGS)
補助犬の受け入れで検討会 身障者補助犬法巡り厚労省
厚生労働省は22日、身体障害者が同伴する盲導犬、介助犬、聴導犬の受け入れについての検討会を発足させた。公共施設や飲食店、宿泊施設などに受け入れを義務づけた「身体障害者補助犬法」が03年10月に完全施行された後も一部で拒否される例が続いていることから、相談機関の整備や法違反に対する指導、罰則のあり方などについて4月中に報告をまとめる予定だ。
同法には施行3年後をめどに見直しを検討する規定があり、これに基づいて検討会がつくられた。障害福祉関係者や自治体職員、大学教授など10人の委員で構成。今後、関係団体からヒアリングをするなどして検討を進めていく。
同法は補助犬の同伴について、国、自治体、公共交通事業者は02年10月から、その他の「不特定多数の者が利用する施設」については03年10月から受け入れを原則、義務づけた。
しかし、関係団体の最近の調査ではレストラン、スーパー、ホテルなどの施設やタクシーで「同伴を拒否された経験がある」人が約6割にのぼっている。障害者側はトラブルの相談・救済機関の設置や、違反に対する罰則の創設などを求めている。現在は努力規定にとどまる一般企業や賃貸住宅での受け入れについても義務化を求める声がある。 (2006/3/22)(asahi.com記事より)