ペットとの共存<逆行する地域>
ペットとの共存<逆行する地域>
東京では、ペットと暮らせる集合住宅がどんどん増えている。公営住宅も同様である。新築の民間の賃貸住宅では、ペット可と明記することでかなりな決定率になっているようだ。
集合住宅でペットと暮らすには、様々な問題がある。
1.犬嫌い、猫嫌いなど、ペットと暮らす人と暮らしていない人の相互の理解の問題。
2.ペットと暮らす人の基本的なマナーとルール。
?猫の自由外散歩による敷地内排泄の問題。
?犬の吠え声の問題
?ペット連れでのエレベーター使用の問題
しかし、このような問題も、集合住宅内のペットと暮らす人達が協力しあって、ルールを作ることで解決できる場合もあった。
かつての横浜ペット裁判「マンションで犬と暮らす幸福」のNさんが、家族と愛犬の生活を守るため、10年間にわたり裁判で戦った経験が何も生かされない悲しい現実がいまだにある。
北海道で、市営住宅がペット禁止を決定、ペットと暮らしていた多くの家族が悲しい状況に陥っている。
来年の4月以降は市営住宅にペットは住めなくなる。そのために市は里親探しをHPで行っている。
せめて、ペット可の市営住宅を作るとかの選択はなかったのだろうか?
(2007/10/30)(LIVING WITH DOGS)
市営住宅 来春ペット禁止の三笠市 HPで「求む飼い主」
来年4月から市営住宅でのペット飼育禁止を徹底する方針を決めた市は、新たな飼い主を募るため、29日から市のホームページ(HP)でペットの犬と猫の写真を公開。飼育をあきらめ手放されるペットたちに、広く救いの手を求めている。
市は新たな飼い主を募るため、本年度からイベントごとに掲示板やチラシでPR。市営住宅の飼い主の入居者にも各自で探すよう求めているが、個人で行うのは限界があるためHPを利用し支援することにした。
市職員がペットのいる入居者宅を1軒ずつ訪ね、HPや掲示板への掲載希望を打診。現在、猫15匹、犬9匹の飼い主が応じ、写真と名前、年齢などを掲載している。
また市は、イベント時のみ会場に設置していた飼い主募集の掲示板を、11月2日から市内の大型店「イオン三笠ショッピングセンター」の店内に常設することにした。
ペットがいる市営住宅は現在、約130世帯。徹底禁止の方針が決まった2005年春の時点より約70世帯減ったが、特例で飼育を認めた3年間の期限まで半年を切っている。市は「新たな飼い主が一人でも多く現れてほしい」と望みをかけている。 HPのアドレスはhttp://www.city.mikasa.hokkaido.jp/。
(2007/10/30)(北海道新聞記事より)