アニマル・プラネットの番組紹介
アニマル・プラネットの番組紹介
アニマルプラネットのような専門放送が日本にも欲しいですね。
ちょっと興味深い内容の番組を二つご紹介します。
まずは日本の現在の犬の飼い方を取材した番組ですが、ある意味で的を得ているようにも思います。小型犬のかわいがり方はまるで「猫かわいがり」。犬をパートナーとして大切にし犬にかける費用を惜しまない飼い主さんが増えています。でもこれはなにも日本だけではなくアメリカでもヨーロッパでも同様にペット産業が繁栄しているのです。
悲しいかな、日本は捨てられる犬、殺処分される犬が圧倒的に多い中で、幸せな犬たちの可愛がられ様を外人の目を通してちょっと皮肉まじりで取材したのかもしれませんが。
着物を着た犬が不思議なのか?犬用コートをかつて私はロンドンで10年前に購入しましたっけ、その頃はまだ日本の犬はお洋服を着ていませんでした。30年前愛犬のヨーキーにセーターを着せていましたけど。別に何を着せても良いのではないでしょうか。冬の寒さに小型犬はブルブルして可哀想でした。犬用Tシャツは今や大型犬の抜け毛対策で必需品ともなっています。
また針治療は別に日本だけではありません。ホメオパシー、ホリスティックは欧米から、針は東洋医学を獣医学に取り入れ、犬に無理のない治療を行っています。
迷子用のGPSはアメリカで開発されました。猟犬・捜索犬用にはすでに実用化されてはおりましたが、別に日本から始まったわけではありません。
一方、平和の犬は地雷除去の為に働く犬を取材。
対照的な番組ですね。再放送されるそうですから是非見てみましょう。
(2006/4/3)(LIVING WITH DOGS)
<トーキョー・セレブわんこ>
外国から見た日本のペット事情は、いかなるものか?
日本人にとっては、犬は特別な生き物。その可愛がりぶりを反映するかのように、イヌをターゲットとした産業が大きく成長してきている。着物を着たイヌが散歩し、イヌが針治療に。迷子になったイヌを探すGPSまで売られている。日本では、ペット産業が大繁盛。絶えず新製品が登場している。
番組では、日本のペット事情を外国人の視点でお伝えする。
<平和の犬>
地雷を除去するために特別に訓練された犬たちがいる。番組では、カブールの地で命を懸けて地雷を除去する犬たちを紹介。そんな犬の勇気のおかげで、人々が再び作物を育て、安心して暮らせる日もやってくるかもしれないね。まずは、作業中に直面する問題や現地の人々の悲惨な生活状況をハイライトし、その後、訓練を終えはじめて地雷除去に挑む犬たちの様子をお伝えする。戦争被害国にとって、犬は本当にヒーローなんだ。20年以上戦争状態が続いたアフガニスタンには1000万個の地雷が埋まっており、今も多くの一般市民がその被害に遭っている。国に安全を取り戻すため、命がけで地雷の撤去にあたる地雷探知犬とハンドラーの活躍は、次第に知られるようになってきた。番組では、地雷探知犬およびハンドラーを目指す3組の訓練生を中心に、厳しい訓練の様子や緊迫した地雷除去作業の様子などを紹介する。今まで犬に接する機会のなかったアフガニスタン人の訓練生たちだが、彼らと犬との間には、地雷除去作業に最も必要とされる強い信頼関係が生まれていく。犬たちは、地雷を探し出すばかりでなく、子供たちやハンドラーの心を和ませる友達でもある。イスラム教の教えは、人間と犬が親しくなることに否定的だが、地雷探知犬の活躍もあり、人々の犬に対する考え方は変わりつつある。
アニマル・プラネット
ドッグ・サンデー
放送日:2006年4月23日(日)20:00〜21:00/21:00〜22:00 ■再放送:翌日:2:00/13:00/22:00、25日(火)4:00、30日(日)12:00