Hollyとママのしつけ教室奮闘記13-自習編

Hollyとママのしつけ教室奮闘記13-自習編
先週と今週はHollyのトレーニングクラスがお休みです。それでインターネットでトレーニングのことを少し勉強してみました。興味のあるかたは下記のサイト(英語ですが)を読んでみることをお勧めします。これを読んで今まで疑問に思ったことや、インストラクターに指摘されたいくつかのことの裏づけになり役立ちましたので、皆さんとも共有したいと思います。

http://www.faqs.org/faqs/dogs-faq/training/

(1)Hollyが他人(特に男性)に吠えるのを止めさせるために“Watch me(こっちを見て)”と言って、こちらを見たらご褒美をあげることで、吠えるとご褒美にならないか心配でしたが、犬は最後にした行為とご褒美を結びつけるので、飼い主を見ることでご褒美と理解するから大丈夫。

(2)良いトレーナーとは、トレーニングを通し飼い主とその犬をよく観察し、飼い主に自分の犬をどうトレーニングすればいいか的確なアドバイスを与えられる人、なぜならトレーナーがその犬と接するのはせいぜい週に一時間だが、飼い主は短時間でよいが毎日繰り返しトレーニングしなければならないため。つまり、トレーニングクラスは犬をトレーニングするという目的よりも、飼い主がどのように自分の犬をトレーニングすればよいかを習う場ということですね。トレーニングは一朝一夕に効果が期待できるものではなく、2年ぐらいかかるのは普通なので根気よく続けること。

(3)ご褒美は犬のある特定の(選択された)行動の頻度をあげる効果があり、矯正はある特定の(選択された)行動の頻度を減らす結果となる。ここで言うご褒美とは、Treatsのほか、おもちゃ、遊んであげること、撫でてあげること、言葉で褒めてあげることも含める。ところがこれを無意識のうちに間違って使っていることが多いそうなのです。その例として、例えば自分の犬がよその犬を見ると唸るとします。自分の犬はおそらく恐がっているのだと思い、やさしく撫ぜながら“大丈夫よ。恐くないからね”というとどうなるか。唸ったことでご褒美(優しい言葉と撫でてもらえる)がもらえたため、これを通してその犬が学ぶことは、“唸るとご褒美”となってしまうのです。

逆に矯正の間違った使いかたをしてしまうこともよくあることだそうです。矯正の方法として一番一般的なのが叱ること。例えば原っぱのずっと端のほうにいる犬を何度も呼ぶが一向に来ない。そこで飼い主はしびれを切らし犬のところに行って怒る。または何度も呼んだあげく犬がやっとやって来たときには飼い主は怒っていて犬に“何で呼んだらすぐに来ないのか!”と叱る。これで犬が学ぶことは、前者では“飼い主が近づいてくるといいことはない”、後者ではなぜ怒られたのか分からない。従ってこの例では矯正によってある特定の行動(この場合Come)の頻度を減らす結果となってしまうのだそうです。だからHollyのインストラクターは“ドッグランでは呼び戻しが効かないのです。”というわたしに“ドッグランでComeの練習はしてはだめ”と言ったことの理由がはっきりしました。

とたった三項目ですが、久々に勉強すると疲れますね。また機会があったら続きを書きたいと思います。私は新米トレーナーなので、皆さんのご意見やアドバイス是非いただければと思います。

ミックさんとジャckさん、以前お二人が掲示板に書き込んでいらした古典的条件付けやオペラント条件付けについても上記のサイトに書かれていましたよ。興味深く読みました。

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