「タイの犬の家」世界ウルルン滞在記から
「タイの犬の家」世界ウルルン滞在記から
1001匹の犬を保護している「犬の家」、そこには怪我で足を失ってしまった、下半身麻痺、前足のない犬、等障害を持った犬たちを保護して回復させている。
10人の従業員と家族で犬たちの面倒を見ている。
動けない犬のエリア、人にいじめられていた犬のエリア、回復して元気になった犬のエリア、この家で生まれた仔犬のエリアと、なんと1001頭もの犬がいます。
今回のリポーターはカバちゃん、最初は1000頭の犬の世話と、排泄物の片付けにびっくりのようでしたが、優しいカバちゃん、3頭の犬のケアを担当しました。その中に、交通事故にあった犬、神経は通っているので、機能を回復させるために、毎日マッサージをしてあげなければならない犬ウィッシュ(カバちゃん命名)。事故後8ヶ月、毎日の愛情深いマッサージである日ケージ越しに立ち上がります。カバちゃんが、ウィッシュに愛情を持って接したことから生きる希望が出てきたのでしょう。
この犬の家、26年間で10,000頭以上の事故や捨てられて歩けなくなった犬を保護し生涯をおくらせてあげています。年間1200万円が運営費だそうです。その費用はすべて寄付でまかなわれていることに驚きですね。
タイはアジアの中で一番動物愛護が進んでいる国でしょう。
国の政策で野良犬も保護して避妊去勢後もといた場所に戻して地域犬を実施しています。しかし、交通量が増えてから事故にあってしまった犬たちがたくさんいるんですね。障害犬となってしまってからは、里親さんが決まることは、稀だそうです。一ヶ月に一度あるかどうか、でも幸せを掴む犬もいます。
1人の女性が立ち上げた犬の家ですが、国からの後押しはどうなんでしょうかね。
障害犬の介護は、身体的なケアだけではありません。捨て犬であった場合、人からいじめられていたりと精神的なトラウマも持っています。
今回の「ウルルン滞在記」とっても感動的でした。このような番組をたくさん放送して欲しいですね。たくさんの子供達に見て欲しい番組でした。
そして、日本にもこのような施設が欲しいです。
(2006/4/30)(LIVING WITH DOGS)
先ほど、「タイの犬の家」の記事を読ませていただいきました。
昨日、TVを見逃してしまったのでとても詳しく書いてくださって嬉しかったです!!本当にありがとうございます!!
障害犬を保護する施設がタイにあるのですね!!記事を読んで感動しました。
私も障害犬と暮らす身として、お世話の大変さも自分なりに経験していますので1000頭の犬達を施設のご家族+10人の従業員で面倒見ていると知り、もっと詳しく番組の内容を知りたいと思いました。見逃したのが残念でなりません…
本当に日本にもこのような施設があるといいなぁ〜と思います。
もちろん、家族の一員として家庭で大切にされて暮れせるならそれに越したことはないけれど…。
日本の現実は、まず障害を負った子が保護される可能性は低く、実際には飼い主からも放棄されることも稀ではないですものね。
保護されても、警察では預かり期間も短く、保険所に送られてしまえば障害があれば真っ先に処分される運命にあるのが現実なのかなと。たまたま優しい方に出会って保護され幸せになったというような事例はたくさんあっても、このようなシステムは日本には無いですよね?
障害犬と暮らすことは大変なこともありますが、こうしてゴンと暮らしてみて、ゴンが健常犬であったならきっと知らなかったであろうことや、得ることのなかったであろう信頼関係を感じながら日々を送っています。
(2006/5/1)(みずほ&ゴン・ノン)