ワースト1徳島の汚名返上

ワースト1徳島の汚名返上

犬と暮らすことの楽しみ方を広く知って貰うことで、犬を捨てない飼い主を増やしていこうとLIVING WITH DOGSは様々な場で訴え続けているんですけど、香川に住む友人から、「この四国じゃ通らない、そんな次元にまでまだもっていけない」と現状を憂えていました。「犬好きな人は四国にもたくさんいるけど、犬と一緒に暮らすという認識ではない」と言うことでした。

徳島県の逆行する動物愛護環境をお伝えしていましたが、徳島県の犬や猫達を救っている方々が頑張っています。きっと県内の状況をどうにかしたいと思ってのことでしょう。

東京などの都市圏はもう捨て犬はかなり減ってきています。マルコさんの住む足立区は河川敷に捨て犬がいるそうですが、わが家のある港区では放浪している犬はいません。
都市圏から徐々に動物愛護の精神は進んでいくのでしょう。
しかし、地方ではまだまだ犬や猫達の終生飼養という義務でさえ全うできない状況なんですね。飼えなければ保健所、不要犬という言葉がまだ残っているんですね。日本のあちこちに、小さな命を軽く扱う人達がまだまだ多いのはまぎれもない真実です。

地元で、そんな動物愛護の遅れを情けなく感じて、立ち上がった方々がいることは日本の犬や猫をとりまく未来が決して暗くない、少し明るい希望の光りを感じました。(2006/5/9)(LIVING WITH DOGS)


捨て犬の里親探しに悪戦苦闘 県内動物愛護ボランティア団体

動物愛護のボランティアグループ「徳島アニマルオアシス(TAO)」が、徳島県内で後を絶たない捨て犬の里親探しに悪戦苦闘している。メンバーの中には、警察が保護したり、住民から持ち込まれたりした犬を年間百匹以上引き取る人も。予防接種や避妊手術、里親の募集広告などの出費がかさむが、「命の重さを考えると見捨てられない」と活動を続けている。

TAOは、2003年8月にホームページ(HP)を設けて本格的に活動を始めた。メンバー数人が個々に捨て犬を引き取り、新たな飼い主を探している。

代表の麻植幹司さん(48)=農業、吉野川市鴨島町西麻植=は、東京から6年前に帰県。東京では野良犬を見かけたことがなかったため、吉野川の堤防などをさまよう犬の姿が目に付き、かわいそうに思ってTAOに参加した。

麻植さんは、引き取った犬をカメラで撮影。愛知県内の都市部の住民に写真を送信し、里親探しのHPに掲載してもらっている。警察や住民から連絡を受けるなどして年間約120匹を引き取るが、そのうち約100匹の飼い主が見つかるという。

捨て犬の状況を探るため、保護や処分をしている動物愛護管理センター(神山町)の不用犬回収車に同行したTAOメンバーの女性は「殺してやって」と妊娠中の雌犬を含む3匹の成犬を回収車に差し出す飼い主の姿をHP上で紹介。ペットを大切に扱うよう訴えた。
この女性も犬や猫を年間約180匹から200匹引き取っている。これ以上捨て犬を増やさないため、雌には避妊手術も。里親探しの募集広告を含めると、年間の費用は数100万円になるという。

保護した犬が虐待されていることが多いのが最近の傾向。子犬が頭蓋(ずがい)骨を打撲し、背中を刃物で傷つけられ、TAOに引き取られたケースもあり、メンバーは心を痛めている。(2006/5/6)(徳島新聞記事より)

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