離乳前の犬の販売規制でおかしなビジネス

離乳前の犬の販売規制でおかしなビジネス

離乳前に幼い犬を販売することが、どれだけその子犬の成長過程の阻害になるかはずいぶん語られてきました。やっと環境省が本腰を入れて販売してはならないとなります。
それは、あくまでも母犬と兄弟と共に過ごす時期を大切にすることで免疫力を保ちつつ犬同士のつきあい方を身を持って覚えていくからなんですね。

ムツゴロウさん、ちょっと違ってはいませんか?パピーランド?

保育園を開設?親元から離して保育園と言うことではないでしょう。親元にいながら社会可させるためにそのような規制を求めていたのに。

ムツゴロウさんは、動物好きの人達のあこがれの人でした。みんなTVのムツゴロウさんを見て、動物は素晴らしい。いつか北海道のムツゴロウ王国を訪問してみたいと思っていました。
パピーランドなんていらないですよ。要するにブリーダーさんの元で母犬と兄弟と一緒に社会化する時期を持てることが必要なんです。

ロクでもないブリーダーが飼育しているまったく社会化していない親犬から生まれて、兄弟とも遊べないないような犬は産ませてはならないんです。そのための規制ではないでしょうか?
そんな子犬を預かって保育園で情操教育したから、大丈夫って、結局、悪徳ブリーダーの為に手を貸しているようなものです。

生後3ヶ月で飼い主さんの元に来て、飼い主さんと共に子犬幼稚園で学ぶことが必要なんです。パピーキンダーガーデンを間違って解釈してませんか?ムツゴロウさんは、結局は生体販売の手伝いをしているだけなんですね。(2006/5/15)(LIVING WITH DOGS)


<ムツゴロウ王国>子犬にも情操教育 「パピーランド」開設

作家の畑正憲さんが経営する「東京ムツゴロウ動物王国」(東京都あきる野市)が、犬の保育園「パピーランド」を開設し、子犬の“情操教育”を始めた。離乳できた生後2カ月半程度の子犬をブリーダーから預かり、王国で1カ月半前後生活させる。王国内の他の犬や動物との交流で「情緒が安定して社会性が身につき、明るい性格の犬に育つ」という。環境省も6月施行の改正動物愛護法に合わせ、離乳前のペットの販売を規制する方針だ。

同王国によると、西欧諸国では庭などで母犬や子犬同士で集団生活をする姿を見て、飼い主が子犬を選ぶのが通例という。しかし、日本ではペットショップの柵(さく)の中に生後30〜50日ぐらいの子犬が売られているのが一般的。離乳も完全でない時期に飼い主に引き取られることが多く、飼育歴30年以上の同王国のIさん(56)は「そうすると免疫力が弱かったり、他の犬や家族以外の人とうまくコミュニケーションがとれない犬になりやすい」と説明する。
パピーランドは今年3月オープン。現在、同王国には100匹以上の犬がいる。子犬が“入園”すると、他の子犬や年上の犬と一緒に生活。Iさんは「他の子犬とかみ付き合って痛みの度合いを覚えたり、他の犬に尻のにおいをかがれて犬同士のあいさつの仕方を覚える」と話し、同王国のスタッフに囲まれて馬や猫など他の動物にも慣れるという。

先月上旬、ウエスト・ハイランド・ホワイトテリアの雄犬「テリー」が約4週間の生活を経て初めて同ランドを巣立ち、川崎市麻生区、主婦、E.Iさん(41)が購入を決めた。「食事も排せつも同じ柵の中で、あまり目が生き生きとしてないペットショップの犬を飼うのは抵抗があった」とE.Iさん。「他の犬との共同生活のおかげか、テリーは精神的には穏やか。他の犬にむやみに敵対心も見せない」と満足げだ。売る価格は通常のペットショップの相場と変わらないという。
同王国のY・営業宣伝部ゼネラルマネジャーは「犬同士のいじめもある。しかし、その中でたくましく育てば、明るく心豊かな犬になる」と話している。(2006/5/14)(毎日新聞記事より)

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