Hollyとママのしつけ教室奮闘記17(テスト編)
Hollyとママのしつけ教室奮闘記17(テスト編)
CGCテスト結果
今日は嬉しいご報告です。HollyがAKCのCanine Good Citizen (CGC)テストに合格しました!
Holly のクラスからは、BoscoとDuchesseとHollyの3匹が参加し、他にはアメリカンピットブルのBella、チョコレートラブのEmma、それ からもうじき12歳になるという秋田犬のMurphyの合計6匹がテストを受けました。そしてBoscoを除く全員が見事合格しました。通常は50から 60パーセントの合格率とのことなので、今回は殊のほかいい成績だったとの審査員のコメントでした。
不安と期待で挑んだテストでしたが、Hollyは10項目すべてパスしてCGCとして認めていただきましたが、これは称号でも資格でもなく、生涯にわたってよき市民であるための努力を怠らないという飼い主と愛犬のCommitment(確約)と受け取りました。
現にテストの前に飼い主は次のような文書に署名しなければなりませんでした。
1)私は私の犬の健康に責任をもちます(定期的な健康診断およびワクチン、栄養のある食事と清潔な水、毎日の散歩と定期的な入浴およびグルーミングなど)
2)私は私の犬の安全に責任をもちます(庭のフェンスを設け、オフリードにしない、公の場ではリードを使用、鑑札札等IDの着用)
3)私は私の犬に他の人々の権利を侵害するような行為をさせません(犬をオフリードにしない、庭やホテルなどで吠えさせない、公共の場所および野外での糞の始末はきちんとするなど)
4)私は私の犬のQuality of Lifeに責任をもちます(基本的なトレーニングの必要性を理解し、犬をよく気づかい、一緒に遊ぶ時間を取り、犬を飼うということは時間的にも世話の面でも多大な覚悟を要することを理解している)
すべての飼い主が上記のようなことを理解し、責任を全うすることができれば、不幸な犬を減らすことができるのではないでしょうか。その意味で私はCGCの趣旨やトレーニングの必要性を普及させていきたいと思いました。
と ころでBoscoが合格しなかった理由ですが、どうやらストレスのためではないかと思われます。あんなにフレンドリーでグルーミングもお行儀よくさせてい たBoscoなのですが、昨夜はテスト前からちょっと緊張気味で、同じくとてもフレンドリーと飼い主が言う秋田犬のMurphyとテストの直前に一悶着し てしまったのです。そしてBoscoは昨夜のテストにはお父さんと来ていたのですが、そのお父さんにしかられました。お父さんのほうも、テスト項目に“他 の犬と仲良くできる”というのがあるので少し気になっていたようです。それで本番の時は、Boscoはいじけていて、見知らぬ人が近づいてきたときにお父 さんの後ろに隠れてオドオドしてしまいました。これは明らかに失格でした。一項目ずつ6匹の犬が審査されるので結局一時間半ほどかかってしまいましたが、 この間にBoscoは何度も吐いてしまいました。(注:吐くこと自体は失格の理由にならない。失禁はダメ)見ていて気の毒になりました。今度はもっとリ ラックスしてできるといいね。
さて、Hollyの一番の難関は、例の“見知らぬ人に身体を触らせる”というところでしたが、よりにもよっ て審査員の二人のアシスタントのうちの一人が、以前クラスに一度やってきてHollyが滅茶苦茶吠えまくった女性だったのです! 私は心の中で、どうかあ の女性じゃなくて痩せて小柄のほうのアシスタントにあたりますようにと祈っていましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。でも自分のブラシを持参し ていいということだったので、彼女はこの間の大きなブラシではなく、Hollyの匂いのついたブラシ片手に近づいてきました。声をかけるのはOKだったの で、私はひっきりなしに“Holly, you are such a good girl…”といいながらもHollyが緊張しないようになるべく自然に振舞いました。おかげで、耳もOK、爪と肉球もOK、やったあ!よく頑張ったね! そばで見ていたHollyのクラスのインストラクターと私はウインクしあいました。後で“Hollyを預けて視界から3分間消える”という項目のときも またこの女性にあたりましたが、もう心配は無用でした。
テストとは別に昨日Hollyはもう一つ頑張ったことがあります。ダウンタウンのWaterfront ParkでDoggie Dash 2006 と いうイベントがあることを先週書きましたが、それに私と参加して2マイル歩いてきました。3キロちょっと歩くことなんてHollyにとってはなんでもあり ませんが、私が感心したのは朝の8時から3時間、2000人もの人と2000匹近い犬達の中にいて、たったの一度も吠えなかったのです!そして私がトイ レを我慢できなくなり(失礼!)見ず知らずの人に(といっても同じく犬の飼い主なので心配はしなかったけれど)Hollyのリードを預けて簡易トイレの中 に消えても、ちゃんとおとなしく待っていられたのです。こうやっていろいろなことを二人(?)で経験していくことでお互いの絆がだんだん深まっていくのを 実感しました。Maxと私はこのイベントに過去2回参加していますが、今回は歳も歳なのでリタイアして、主人とお留守番してもらっていました。(ほとんど 寝ていて私とHollyが出かけたのもずっと後になって気付いたそうです)
ところでCGCの話にもどりますが、このテストに合格するとい うことは“飼い犬の健康と安全と幸せを守り、かつ周りの人々の迷惑にならないよう、飼い主が責任をもって犬をコントロールすることがある程度できるように なった”ということなのだと思います。そしてこれは愛犬の生涯努力していかなければならないことで、テストに合格することで目標達成と思ってはいけないと いう審査官のお話でした。
日本にもきっと同様のテストがあると思いますので、皆さんも愛犬と一緒に是非チャレンジしてみてくださいね。
Holly のクラスからは、BoscoとDuchesseとHollyの3匹が参加し、他にはアメリカンピットブルのBella、チョコレートラブのEmma、それ からもうじき12歳になるという秋田犬のMurphyの合計6匹がテストを受けました。そしてBoscoを除く全員が見事合格しました。通常は50から 60パーセントの合格率とのことなので、今回は殊のほかいい成績だったとの審査員のコメントでした。
不安と期待で挑んだテストでしたが、Hollyは10項目すべてパスしてCGCとして認めていただきましたが、これは称号でも資格でもなく、生涯にわたってよき市民であるための努力を怠らないという飼い主と愛犬のCommitment(確約)と受け取りました。
現にテストの前に飼い主は次のような文書に署名しなければなりませんでした。
1)私は私の犬の健康に責任をもちます(定期的な健康診断およびワクチン、栄養のある食事と清潔な水、毎日の散歩と定期的な入浴およびグルーミングなど)
2)私は私の犬の安全に責任をもちます(庭のフェンスを設け、オフリードにしない、公の場ではリードを使用、鑑札札等IDの着用)
3)私は私の犬に他の人々の権利を侵害するような行為をさせません(犬をオフリードにしない、庭やホテルなどで吠えさせない、公共の場所および野外での糞の始末はきちんとするなど)
4)私は私の犬のQuality of Lifeに責任をもちます(基本的なトレーニングの必要性を理解し、犬をよく気づかい、一緒に遊ぶ時間を取り、犬を飼うということは時間的にも世話の面でも多大な覚悟を要することを理解している)
すべての飼い主が上記のようなことを理解し、責任を全うすることができれば、不幸な犬を減らすことができるのではないでしょうか。その意味で私はCGCの趣旨やトレーニングの必要性を普及させていきたいと思いました。
と ころでBoscoが合格しなかった理由ですが、どうやらストレスのためではないかと思われます。あんなにフレンドリーでグルーミングもお行儀よくさせてい たBoscoなのですが、昨夜はテスト前からちょっと緊張気味で、同じくとてもフレンドリーと飼い主が言う秋田犬のMurphyとテストの直前に一悶着し てしまったのです。そしてBoscoは昨夜のテストにはお父さんと来ていたのですが、そのお父さんにしかられました。お父さんのほうも、テスト項目に“他 の犬と仲良くできる”というのがあるので少し気になっていたようです。それで本番の時は、Boscoはいじけていて、見知らぬ人が近づいてきたときにお父 さんの後ろに隠れてオドオドしてしまいました。これは明らかに失格でした。一項目ずつ6匹の犬が審査されるので結局一時間半ほどかかってしまいましたが、 この間にBoscoは何度も吐いてしまいました。(注:吐くこと自体は失格の理由にならない。失禁はダメ)見ていて気の毒になりました。今度はもっとリ ラックスしてできるといいね。
さて、Hollyの一番の難関は、例の“見知らぬ人に身体を触らせる”というところでしたが、よりにもよっ て審査員の二人のアシスタントのうちの一人が、以前クラスに一度やってきてHollyが滅茶苦茶吠えまくった女性だったのです! 私は心の中で、どうかあ の女性じゃなくて痩せて小柄のほうのアシスタントにあたりますようにと祈っていましたが、現実はそんなに甘くありませんでした。でも自分のブラシを持参し ていいということだったので、彼女はこの間の大きなブラシではなく、Hollyの匂いのついたブラシ片手に近づいてきました。声をかけるのはOKだったの で、私はひっきりなしに“Holly, you are such a good girl…”といいながらもHollyが緊張しないようになるべく自然に振舞いました。おかげで、耳もOK、爪と肉球もOK、やったあ!よく頑張ったね! そばで見ていたHollyのクラスのインストラクターと私はウインクしあいました。後で“Hollyを預けて視界から3分間消える”という項目のときも またこの女性にあたりましたが、もう心配は無用でした。
テストとは別に昨日Hollyはもう一つ頑張ったことがあります。ダウンタウンのWaterfront ParkでDoggie Dash 2006 と いうイベントがあることを先週書きましたが、それに私と参加して2マイル歩いてきました。3キロちょっと歩くことなんてHollyにとってはなんでもあり ませんが、私が感心したのは朝の8時から3時間、2000人もの人と2000匹近い犬達の中にいて、たったの一度も吠えなかったのです!そして私がトイ レを我慢できなくなり(失礼!)見ず知らずの人に(といっても同じく犬の飼い主なので心配はしなかったけれど)Hollyのリードを預けて簡易トイレの中 に消えても、ちゃんとおとなしく待っていられたのです。こうやっていろいろなことを二人(?)で経験していくことでお互いの絆がだんだん深まっていくのを 実感しました。Maxと私はこのイベントに過去2回参加していますが、今回は歳も歳なのでリタイアして、主人とお留守番してもらっていました。(ほとんど 寝ていて私とHollyが出かけたのもずっと後になって気付いたそうです)
ところでCGCの話にもどりますが、このテストに合格するとい うことは“飼い犬の健康と安全と幸せを守り、かつ周りの人々の迷惑にならないよう、飼い主が責任をもって犬をコントロールすることがある程度できるように なった”ということなのだと思います。そしてこれは愛犬の生涯努力していかなければならないことで、テストに合格することで目標達成と思ってはいけないと いう審査官のお話でした。
日本にもきっと同様のテストがあると思いますので、皆さんも愛犬と一緒に是非チャレンジしてみてくださいね。