犬猫の保健所の引き取り料について

犬猫の保健所の引き取り料について

日本は、動物愛護法で「県などは犬または猫の引き取りを所有者や拾得者から求められた場合、引き取らなければならない」と定められています。
行政での引き取りは、そのまま死を意味します。

しかし、その引き取りも各地方行政によって異なり無料の保健所、有料とあります。

無料で引き取りは、安易に持ち込む飼い主の助長にもなるのでは、とも思われていました。

しかし有料にしたら、
金さえ払えば、引き取ってくれるというバカな飼い主の持ち込みも増える可能性があります。

持ち込まれる犬や猫は、飼い主が飼育放棄したものです。この飼い主は持ち込めば殺処分されることを知らないはずはありません。

引き取り料金が、例えば、その犬が里親が見つかるまでの間の食事代、トレーニングの費用に使われるようになれば良いのではと思います。
でも僅かな金額では当然まかなえません。
本当だったら、この犬が一生食べていけるだけの食い扶持を付けて持ち込めばと思いますが。
でも高額にしたら、山に捨てるバカな飼い主がもっと増えてしまうので出来ないでしょうけど。

どうしたら飼育放棄を減らせるでしょうか。皆さん、一緒に考えていきましょう。
(2006/5/29)(LIVING WITH DOGS)



犬の引き取り有料化 1日から県内保健所【三重県】

無責任なペットの飼育放棄を少しでも減らせればと、県は6月1日から動物愛護条例を改め、これまで無料だった保健所での犬の引き取りを有料化、猫の引き取りについても手数料を増額する。犬、猫ともに引き取り手数料を徴収するのは東海3県で初めて。

動物は、飼い主が終生責任を持って飼い続けるのが大原則。一方で動物愛護法は「県などは犬または猫の引き取りを所有者や拾得者から求められた場合、引き取らなければならない」と定めており、県は犬と猫の引き取りを桑名、津など10カ所の保健所で受け付けている。

この際の手数料として6月から、生後91日以上の成犬は1匹2500円、それ未満の幼犬は500円を徴収する。猫も現行の成猫1050円、幼猫200円からそれぞれ同額に値上げする。犬はこれまで、狂犬病予防法に基づく登録料収入があったため手数料を取ってこなかったが、6年前に登録業務が市町村に移管されてからは県の持ち出しが続いていた。

有料化、増額の主目的は、無責任な飼育放棄を飼い主に思いとどまってもらうことにある。県内の保健所での収容数は、犬は年々減っているものの、県薬務食品室は「しつけができない、病気で弱ったなど飼い主が対処すべき理由で保健所に持ち込む例が相変わらず多い」と指摘する。猫は一向に減る気配がない。

全国的には都道府県の4割弱が手数料を徴収。東海3県では、保健所を持つ中核市の岐阜市が猫のみ1匹240円を徴収している。

同室が気をもむのは「料金さえ支払えばどんな理由であれ引き取ってくれる」と考える飼い主の増加。実際、大阪府と茨城県では制度導入後、持ち込まれる数が逆に増えたという。

担当者は「引き取りが想定するのは、あくまで転居などで飼えなくなり新しい飼い主も見つからなかった、といったやむを得ない場合。新制度が意識変化につながれば」と話す。保健所は引き取った犬、猫のほとんどを殺処分する。昨年度は犬1958匹、猫4961匹の命がガス室に消えた。
(2006/5/29)(中日新聞記事より)

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