犬連れ旅行の世界基準は
犬連れ旅行の世界基準は
LIVING WITH DOGSが目指したのは、ヨーロッパの犬たちを見て、しっかりしつけされて一緒に旅行したりカフェでくつろいだり、山や湖を散策している姿を見て、これが理想と思いました。
アメリカでは犬との暮らしの面では一部では進んではいましたが、ちょっとねえという部分もありました。パピーミルや、悪徳ブリーダーの発祥の源でしたから。
でも米国でも、愛犬との暮らしを大切にしたいという飼い主はたくさんいました。もちろん日本の愛犬家とは比べようのないほどの多くの飼い主さん達です。
日本ではほんとうの愛犬家と言える人は日本に住む全犬の5%にも満たない数でしょう。
95%の犬たちは、外に繋がれて飼われている、そして捨てられたり、保健所に持ち込まれる犬たち、パピーミルで狭いケージの中で繁殖犬としてしか生きられない。そんな犬たちなんです。
LIVING WITH DOGSの読者の大部分は、幸せな生涯が約束されているその5%の犬たちの飼い主さんなのです。だからこそ不幸な犬たちがいることに、どうにかしなければと思って下さるのです。一緒に不幸な犬たちが少なくなるよう頑張りましょう。
ではもっともっとたくさんの方々に、ほんとうの犬との暮らしを知ってもらうにはどうしたら良いのでしょうか?
アメリカで犬連れ客の為の旅行が活発になったようです。
日本ではすでに始まっていますよね。犬連れ団体旅行をかつてLIVING WITH DOGS でも、一緒に山歩きをしたり、川遊びをしたり、カヌー体験をしたり、レストランで食事をしたりと、10年まえから色々とやってみました。
米国旅行業界も犬連れのお客様の要望を無視出来なくなったということが本音でしょう。
しかし、あくまでもしっかりしつけの入った、どこに連れていっても恥ずかしくない愛犬を伴ってのことだと思います。
日本から海外旅行に連れていく犬は、素晴らしい家庭犬であって欲しいですね。さすが日本人の愛犬は素晴らしいと言われたいですよね。(2006/6/10)(LIVING WITH DOGS)
「ペット連れ」に対応、豪華ホテルや山歩きも 米旅行業界
サウスカロライナ州チャールストン(AP) 愛犬と一緒に旅を楽しみたいが、泊まる宿や遊ぶ場所が見つからない――。そんな悩みが過去のものとなりつつある。米旅行業界では近年、ペット連れの旅行者向けに、新たな企画が次々と登場している。ペット用の食事とベッドを用意するホテルや、犬と一緒に楽しめる山歩きなど、多様なアイデアが注目される。
当地の旅行社、ブレークアウェー・アドベンチャーズは、10年前に創業し、世界各地へのツアーを扱っている。同社が最近、顧客からの要望にこたえて始めたのが、「犬とフランスを歩く」ツアー。4つのコースがあり、屈強な猟犬タイプにはアルプスの山に挑戦する企画も用意されている。経営者のキャロル・ケスキタロさんは「フランスは犬好きなお国柄。どこへ行っても犬を見かけます」と強調する。
業界団体の統計によると、過去3年間にペット同伴で80キロ以上の旅をした米国人は、2900万人以上。このうち80%近くが犬、約15%が猫と一緒に旅行した。少数派としては、小鳥やフェレット、うさぎ、魚などとの旅を楽しんだ旅行者もいた。
「普段は忙しく、愛犬と過ごす時間がない飼い主も多い。だから一緒に旅行したいと思うのでしょう」と話すのは、ウェブサイトや著書で犬と滞在できるホテルなどを紹介しているテラ・ケインさんだ。サイトを開設した8年前と比べ、ペット連れに対応するホテルは確実に増えているという。
当地の高級ホテル、チャールストン・プレース・ホテルでは、ペット用に特別な食事やおやつ、世話係などを用意。一泊350ドル(約3万9000円)で、豪華な専用ベッドを使うこともできる。部屋には「VIP(重要ペット)在室」の札が掲げられる。ホテル近くの旅行社では、ペット同伴の市内散策ツアーを受け付けている。
米東部一帯で飼い主と犬のためのハイキングツアーを提供しているのは、ダグ・ゲルバート氏のウェブサイト。山歩きのほか、ビーチや名所などを訪れるプランや、キャンプ場で一泊するプランもある。「どんな犬でも登山犬になれる。脚の短いミニチュアダックスフンドだって、立派にハイキングが楽しめます」と、ゲルバートさんは強調する。
一方西海岸では、欧州などへのツアーを扱う旅行社、ユーロペッズが、犬同伴でカリフォルニア州のワイン産地を散策するコースを提供している。同社のデーブ・マーティン社長は「ワイン醸造所へ犬を連れて行くことなど、10年前には考えられなかった。インターネットの普及で飼い主同士の情報交換が活発になったため、各業界がその声に対応するようになったのではないか」と話している。 (2006/6/7)(CNN記事より)