日本犬MIX英国で里親探し
日本犬MIX英国で里親探し
日本のペット事情は、全体的に小型犬人気ですが、小型洋犬はすぐ里親さんが決まりますが、日本犬MIXはなかなか決まらないそうです。
東京のマルコさんの元でも、近ごろは里親さん希望の方からの問い合わせが減ってきていると言う傾向を聞いています。比較的、東京では子犬であればすぐに里親さんが見つかりますが、特に洋犬MIXは比較的飼い主さんが見つかり易いようです。しかし成犬となるとなかなか見つからないのが現状でしょう。
大阪のアニマルレフュージ関西(ARK)では、日本犬MIXの飼い主さんを英国で探そうと8頭の犬達が渡英したそうです。
ARKは英国人、エリザベス・オリバーさんが1990年から運営していますが、関西淡路震災のおりに多くの被災動物を助けました。
また、日本人の犬との暮らし方を変えていこうと関西を基盤に飼い主さんの啓蒙活動をされています。
アメリカやカナダでも日本犬は大人気で、秋田犬、柴犬はブリーディングされています。
日本も柴犬の愛好家はたくさんいますが、捨てられる日本犬MIX犬が多いのは、避妊去勢を行わず外で繋がれて飼われ、知らないうちに妊娠という悪循環から日本犬のMIXが増えていきます。
日本で不幸な犬を減らすには、まずはむやみに増やさないという知識を広めて行かなければなりません。
英国に渡った柴犬MIXちゃん達、良い里親さんに出会えると良いですね。
(2006/6/19)(LIVING WITH DOGS)
飼い主求め8匹渡英 日本犬人気に期待 大阪のNPO
捨てられた犬や猫を保護し、飼い主を紹介する大阪のNPO「アニマルレフュージ関西」(アーク)の日本犬雑種8匹が19日、関西空港から英国へ飛び立つ。日本では小型の洋犬が人気で、成長した日本犬雑種はなかなか飼い主が見つからない。一方、英国ではシバイヌなど日本犬の人気が高まっている。紹介の仕組みも整っており、アークは「早く飼い主が見つかるといい」と期待する。
アークは90年の設立以来、約2000匹の犬や猫の飼い主を見つけてきたが、8匹が一度に海を渡るのは初めての試みだ。
渡英するのは、いずれも捨てられたり、飼い主の都合でアークが引き取ったりしたが、飼い主が見つからないまま大きくなった犬で、推定2〜10歳。元気で、物おじしない性格の犬が選ばれた。
6カ月の待機期間をへて「ペットパスポート」を取得した。渡航や検疫の費用は1匹約30万円。チャリティーイベントなどの寄付でまかなった。
ロンドンの動物の保護施設に預け、家庭状況なども調査し、最もよい環境の飼い主に譲る。アークのスタッフ3人が同行し、犬が慣れるまで滞在する。
(2006/6/18)(asahi.com記事より)