純血種の捨て犬騒動と顛末

純血種の捨て犬騒動と顛末

6月末に神戸で18頭の犬達が捨てられていましたが、その後、ペットショップ開店不振のために犬を捨てたという容疑者が逮捕されました。

まあ動物愛護法の改定が功を奏した?のかどうかは判りませんが、簡単に生体販売が出来なくなるような仕組みが作られていくのではと期待していますが。

でもどうして、純血種の犬達が捨てられると「飼いたい」という人達が出てくるのでしょう。捨て犬は、なにも純血種だけではなく、MIXの子も、成犬もいるんですけどね。

環境省が、2017年までに捨て犬・猫の数を半減させるという目標を立てました。

犬はどうにか殺処分数は減っているのですが、猫の場合はおそらく10年前と変わらず殺処分数は減っていません。

最終的には殺処分数を減らすと言うことですが、壊れた蛇口を閉める策として具体策が必要だと思います。では捨てない飼い主を増やすための具体策はどうしたら良いでしょうか。皆さんもきっとどうしたら良いかと悩んでいますよね。みんなで考えましょう。(2006/7/12)(LIVING WITH DOGS)


高級迷い犬12匹 「飼いたい」問い合わせ相次ぐ 神戸
 
路上で見つかったボルゾイ(神戸市兵庫区の兵庫署)
 
神戸市兵庫区の住宅街の路上や公園で、29日夜から30日朝にかけ、ボルゾイやアメリカンコッカースパニエル、シーズーなどの外国犬計12匹が次々に見つかった。

いずれも血統書つきの場合、ペットショップで数万〜数十万円で売られている犬たちだが、兵庫署によるとほとんどが汚れた姿で、捨てられた可能性が高い。

テレビなどで報じられた直後から問い合わせが相次ぎ、すでに数匹の引き取り手が決まった。「これで安住の地を見つけてもらえれば」と、兵庫署の担当者。
(2006/6/30)(asahi.com記事より)


捨て犬:18匹 2容疑者逮捕、ペット店開業が挫折 神戸
神戸市兵庫区で先月から今月にかけ、捨て犬が相次いで見つかった事件で、兵庫県警兵庫署は10日、同市垂水区高丸4、アルバイト店員、A(26)と、同居のB(33)両容疑者を動物愛護法違反の疑いで逮捕した。調べでは、両容疑者は先月29日午後8時ごろから同10時ごろにかけ、同市兵庫区大同町3など同区内の住宅街の路上3カ所に、車で運んだウェルシュコーギーやチワワなど計18匹を捨てた疑い。
両容疑者はペット店を開くため、1匹約10万〜30万円で購入。今年4月末から同区内に借りた家で飼っていたが、鳴き声などで家主や近所から苦情を受け、えさ代など金銭的にも苦しくなったため捨てたという。両容疑者は「住宅街なら拾ってくれる人がいると思った」と話している。
(2006/7/10)(毎日新聞記事より)

捨て犬・捨て猫 半減目標…環境省が愛護指針に
環境省は、捨て犬や捨て猫を2017年度までに半減させる目標を立てた。動物愛護行政のよりどころとなる「動物愛護管理基本指針」に盛り込む。
2004年度の集計によると、捨てられたり、迷子になったりして保健所などに引き取られた犬は18万2000匹で、猫は23万9000匹。新たな飼い主が見つかった場合を除き、9割以上が殺されている。
捨て犬捨て猫が増える理由として、<1>衝動買いして捨てる飼い主が多い<2>不妊去勢措置の不徹底で子犬、子猫が増え、飼いきれなくなる<3>名札などの普及率が低く、迷子になっても所有者を見つけられない――などが挙げられる。
同省は先月から、ペット販売業者対し、飼育の注意点や不妊去勢手術の必要性、捨てた場合の罰則などを買い手に説明することを義務づけている。また、所有者情報を入れたマイクロチップをペットに装着するよう呼びかけている。

ただ、決定的に有効な対策はなく、地道に訴えるしかないという。
(2006/7/2)(読売新聞記事より)

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