フランスの犬達(4) 幸せになった犬
フランスの犬達(4) 幸せになった犬
フランスの犬だから、みんな幸せと言うことはありません。動物愛護の進んだ英国や、ドイツでも不幸な犬達はいます。
不幸な犬の数が、日本と比べてとっても少ないだけです。
大都会パリで起こったある犬の話です。
セントバレンタインデーにチョコレートをプレゼントするのは、若いカップルや恋人同士です。
なんと小さなプードルの子犬を恋人にプレゼントした男性がいました。この人は、恋人が当然犬好きだと思っていたんでしょう。
もらった女性は、愕然とします。もらった手前、「犬なんて嫌い」とも言えず、どうしようと悩みました。
最初のうちは、まだ赤ちゃんの子犬ですから、どうにかフェンスで囲った中でトイレもご飯もあげていましたが、だんだん世話がおっくうになり、ご飯とトイレ以外の時間帯は、目に見えない場所にいてもらおうとキッチンの流しの下のスペースにクレートを置きました。
なんと1年以上もこんな状況で暮らしていたんですね。
助け出されたとき、この犬はいつもひとりぼっちが当たり前で、悲しく寂しい状態でした。
レスキューしてくれたのは、優しい音楽の教師。彼は、田舎の家を自分の手で住めるように改築しています。
そんな彼にぴったり寄り添うトイプードル、どこに行くにもいつも一緒です。そして誰にでも優しい犬になりました。
良かったね幸せになって!!!
(2006/8/8)(LIVING WITH DOGS)
<犬の祈り>
私が運命を共にする親愛なるあなた
私の忠誠は、あなたの家の居心地の良さや、私に下さる食事だけで決まるものではありません。
あなたの家、それが木の家、石の家でも、私は自分の家同様に守ります。
あなたの行くところならどこへでも・・・・・
あなたの言うことならなんでもします・・・・・・
そして、あなたが、私に親愛を示して下されば、どんなことでも喜んで私は出来るのです。
なぜならば、あなたが私に約束してくれた居心地の良さ以上に、あなたの温かい手のぬくもりと信頼に満ちた優しいまなざしを望んでいるからです。
ですから、時には、私に見せて下さい。
「あなたにとって、私がちょっとでも大事だと言うことを」
「親愛なるあなた、私にとって、あなたがすべてなのです」
(2006/8/8)(翻訳 MaxHollyのママ)