53頭の里親募集開始する
53頭の繁殖犬の保護活動
8月にお知らせした繁殖業者の破綻ですが、どうにか里親さん探しが始まりました。
10月7日(土曜日)AM10:00〜PM3:00、
愛護団体の、”NPO法人VOV”、”ワンライフ”主催
で、和歌山県立体育館で、犬・猫の譲渡会を開催します。
どこかでいつもある繁殖業者の破綻、いつこのような繁殖犬の放棄が終わるのでしょうか?
動物愛護法が改定され、繁殖業者は登録制となりましたが、廃業をする業者が多く出ることは良いことではあります。その度に放棄される繁殖犬。
結局は、一般の愛犬家の優しい気持ちを期待し、里親さんが苦労して救われるんですね。
このような繁殖犬の放棄がなくなるよう、もっともっと生体を扱う法制度を厳しくして欲しいものです。
(2006/8/26)(LIVING WITH DOGS)
ボクをもらってワン 飼育放棄の53匹保護(寄付、里親募る 上富田町の犬愛護団体)
上富田町朝来の犬愛護団体「ワンライフ」はこのほど、三重県内の繁殖業者に飼育放棄され、処分される予定だった犬53匹を引き取って保護した。衰弱している犬も多く、動物愛護団体や動物病院の協力を得て治療や世話をしている。代表は「ひどい目に遭った犬を、家族の一員としてかわいがってくれる飼い主を探したい」と里親を募集している。寄付金や飼育用品も受け付けている。
兵庫県内の繁殖家を通じ連絡を受けた和歌山市の動物愛護団体から保護実績のある、ワンライフに依頼があった。
保護したのは、三重県の繁殖場で繁殖業者が飼育放棄した約100匹の犬のうち、引き取り手がなく、処分される予定だった53匹。5〜10歳で雄が25匹、雌が28匹。犬種はチワワやポメラニアン、パピヨンなど小型犬がほとんど。
飼育放棄された詳しい事情は分かっていないものの、繁殖場には大量の犬の排せつ物が放置されており、どの犬もノミアレルギーで毛がはげたり、歩行が困難なほどつめが伸びたりしていた。中には、片目や耳がなくなった犬や大きな腫瘍(しゅよう)ができた犬もいた。代表らは、長期間にわたって餌を与える程度の世話しか受けていなかったとみている。
ワンライフのメンバーらは、引き取った犬を1匹ずつシャンプーで洗って散髪し、ワクチンを接種。ノミのひどい犬は手作業で取り除いた。
愛知県の動物愛護団体の獣医師らが応援に駆けつけ、ボランティアで診療やワクチン接種に当たり、田辺市のペット美容室などが整髪作業をした。去勢手術は田辺市内の動物病院で受けた。島田代表は「地元やさまざまな人の協力があってこそ、53匹もの犬を保護できた」という。
ワンライフと県内外の個人や愛護団体などが、手入れと去勢手術の済んだ犬を数匹から10匹程度ずつに分けて一時的に預かっており、今後、里親探しを進める。(2006/8/26)(紀伊民法記事より)