救える命、救えない命、救いたくない命

救える命、救えない命、救いたくない命

救える命は、どうしても飼えなくなった理由がはっきりしている。また、道端に捨てられた子犬、仔猫、目に入ってこの子を助けたいと思った人はこの子を抱きしめ、そして生きられるでしょう。でもすべてではありません。出会える時間差で亡くなる確立が多いのです。

救えない命、この子は、非情なまでの前の飼い主から虐待を受け、人を敵視せざるを得ない状況になってしまった犬。この子はどんな人も信頼できません。だから残念ながら救えないのです。ゴメンね!

救いたくない命、ブリーダーの元で、繁殖犬としてボロボロになるまで産むことを仕事とされ、その後捨てらる。この子は、例え救われても、これまでの健康上のケアがされていないので長生きは出来ません。
安楽死がせめてもの、生きて子孫を残した功績の恩賞といえるかも知れません。この子の生きた証を残してもらいたいけど、悪徳ブリーダーは、ただの商売の道具としてしか認識していません。商売に荷担したくありません。だから救いたくない命なんです。安楽死もさせず、ただボロ布のように捨てる。これが悪徳ブリーダーの実態です。

救える犬達は、一握りの犬だけなんです。命に差別があるわけではありません。たった一つの尊い命なのです。そんな尊い命を商売の道具にしてはならないのです。

捨てられる犬の数を減らしていかない限り、日本に住む犬達のすべてが幸福は得られません。(2006/9/14)(LIVING WITH DOGS)

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