哀悼介助犬ジェシー

哀悼介助犬ジェシー

障害者の手となる介助犬ですが、緊急時を知らせる仕事はもっとも介助犬に期待されるお仕事です。そんな仕事をしっかり行ってその上、一緒に暮らしていた猫を助けるために火の中に入った犬がいました。ジェシーのご冥福を祈ります。(2006/10/19)(LIVING WITH DOGS)


飼い主を火事から助けた補助犬、猫の救助で命を落とす

ウィスコンシン州エルクハート・レイク(AP) 米ウィスコンシン州東部エルクハート・レイクで15日夜、足の不自由な女性宅で火事が発生した。女性は一緒に暮らす補助犬のおかげで助かったが、補助犬はペットの猫を助けようとして火の中に戻り、そのまま命を落としてしまった。
3年前に交通事故で脚を失い、義足を装着しているジェイミー・ハンソンさん(49)によると、ソファでくつろいでいたところ、ペットの猫がテーブルの上に飛び上がって、火をつけていたろうそくが倒れてしまったという。
ソファから落ちてしまったハンソンさんは、テーブルの上に置いてあった義足に手が届かず、倒れたキャンドルを戻すのに手間取っていたところ、火が人工植物に移ってしまい、火事になったという。
このとき、補助犬のジェシー(13)が義足と電話をハンソンさんに持ってきたおかげで、ハンソンさんは消防署に連絡を取ることができ、ジェシーの誘導で逃げ出すことができた。

ところが、外に出たジェシーが家の中に残っていた猫の声を聞き、火の中に戻っていったという。
やけどを負ったハンソンさんは16日の記者会見で、「ジェシーは私を外に連れ出した後、猫に気付いて家の中へ入り、そのまま戻ってこなかった」と肩を落とした。 (2006/10/18)(CNN記事より)

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