レスキュー現場でのボランティア活動について

レスキュー現場でのボランティア活動について

虐待現場のレスキューの実情は、頭数に係わらず、レスキュー犬達の健康の回復、生活環境の整備、どれだけ多くの犬達が安心して終生の家を見つけることにかかっています。

愛護団体のノウハウをもってしても、たくさんの愛犬家の協力、ボランティアなくしては運営していけません。

生活環境の整備:
レスキューした犬達の暮らしを改善すること。地域に住む民間のボランティアのマンパワーが必要です。今回の広島ドッグパークの犬達も毎日たくさんのボランティアによって支えられています。特にこのレスキューについては長期的な視野ですすめなければならないでしょう。大型犬の飢餓状態を少しづつ改善させるには短期間では無理だからです。
犬達のシャンプー、犬舎の清掃、毎日の給餌、数回の散歩、糞尿の清掃などが主な仕事ですが、あくまでも無償のマンパワーが頼りです。

寄付金:
全国からの心のこもった不足物資の提供は確かに、レスキュー当初はありがたいのですが、一定期間が過ぎると、不足分が見えてきます。ここからは、医療費に充てられる寄付金が一番ありがたいものです。

フードの潤沢:
各フードメーカーが積極的にフードの提供を申し出て下さっています。広島の場合、充分なフードが揃っているようです。

医療費について:
虐待現場には必ずと言って、病気をもった犬達がたくさんいます。獣医師のボランティアが求められます。獣医師は、獣医療という技術を無償で提供下さる場合が多いのですが、医薬品まで無償でご提供いただくには無理があるでしょう。
しかし、せめて原価でご提供いただければ、全国からの寄付金が有効に使用されると思われます。
これまでもレスキューの頭数の多少に係わらず、現場での獣医師の協力は、最低限の費用でまかなわれなければせっかくの全国からの寄付金が、誰かの利益になってしまうことを避けなければなりません。必要な医薬品は、是非とも原価でまわしていただきたいものです。広島では正価での医薬品?という噂が流布されていますが、まさかそのようなことはないと信じたいと思います。

単犬種レスキューの協力:
テーマパーク崩壊の場合、純血種が放棄されます。この場合、単犬種レスキューの方々が協力して各々の犬種のレスキューに手を差し伸べて下さっています。
日本も単犬種レスキューのネットワークが充実してきたと言えるでしょう。
(2006/10/22)(LIVING WITH DOGS)

 

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