沖縄に災害救助犬2頭目合格
沖縄に災害救助犬2頭目合格
阪神大震災から、10年以上になります。
その後、各地で災害救助犬の育成が始まりました。
めざすのは各県に実働できる災害救助犬が最低3頭以上です。
日本は地震国、いつ災害が起こるか判りません。沖縄の救助犬育成団体の犬が新たに認定犬となった記事がありました。(2006/10/31)(LIVING WITH DOGS)
災害救助犬 2匹目合格/ターヒューンさんのカイ号
地震などの災害発生時に、倒壊した家屋から被災者を捜索する災害救助犬にこのほど、NPO法人沖縄災害救助犬協会理事のジェイソン・ターヒューンさん(26)のカイ号(ラブラドルレトリバー)が認定された。県内から認定されるのは、2004年に県内初の災害救助犬となったエルフ号(幸喜かおる同協会専務理事所有)に次いで2匹目。2匹は今後、国内外の災害現場で被災者の捜索・救助で活躍する。
犬好きのジェイソンさんと妻の絵理さんがペットショップでカイを購入したのは3年前。
しつけのため救助犬協会が実施する教室に通ったところ、めきめきと才能を伸ばし、10月に富山県で行われた災害救助犬認定審査会で初挑戦ながら最も難しい三種に合格した。
ジェイソンさんは「犬と一緒に人を助けることができるなんてうれしい。日ごろから訓練して、いつでも出動できるようにしたい」と認定に満面笑顔を見せた。
警察犬とは異なり、災害救助犬は、対象のにおいも分からない状態で捜索するため、特に優れた嗅覚が求められるという。認定後も3年ごとの審査が課せられる。幸喜さんのエルフ号も同審査会で再び二種の認定を受けた。
幸喜さんは「2頭一緒に合格できて、二重の喜び。血統に関係なく、いわゆるミックス犬にも賢い犬はたくさんいるので、犬を飼っている多くの人に災害救助犬について知ってほしい」と話した。
協会では週に一度、那覇市とうるま市でしつけ教室やセラピー犬育成教室などを実施している。問い合わせは同協会、電話098(885)1117。(2006/10/31)(沖縄タイムス記事より)