14年ぶりの子育て (12)恐怖を知る時期

恐怖を知る時期

お散歩デビューの頃は、仔犬が外の音に敏感な頃、恐怖感を認識する時期です。

マリヤがお散歩中、突然座り込んだ時がありました。マリヤが何に驚いたのかまわりを見渡しましたら、近所の橋の架け替え工事現場でした。まさしく道路を掘っている横でした。確かにすごい音です。マリヤには「大丈夫だよ、お父さんもお母さんもいるから」と言って抱きしめてあげました。

毎日のお散歩で、緊急車のサイレンの音、工事現場の音、スピーカーから大きな人の声、様々な音が聞こえてきます。
私達人間には聞き慣れている音でも、仔犬にとっては初めての体験です。怖い思いをした時に、怖くないから大丈夫だよと抱きしめて安心させてあげることが大切でしょう。

トレーシーのこの頃には、私達はそこまでの知識はありませんでした。
トレが、公園で突然腰を抜かしたことがありました。どうも人混みの中で、誰かに咄嗟にしっぽを触られて座り込んでしまったようです。トレにしてみたら、突然触られて、びっくりした、それだけなのです。

この時は、私達は愕然とし、そのしっぽに触った人に、「触っても良いですか?」くらい言ってから触って欲しいと思いましたが、と同時に、どんな場でもしりごみしない犬に育てていなかったのかも?ということに気がつきました。

人と犬と同じ社会で暮らしていくには、補助犬レベルまでとはいいませんが、誰に触られても、突然の大きな音にも、動じないように育てることが必要だと思います。
マリヤには、どんなハプニングがあっても動じないようなおおらかな犬に育って欲しいと思います。
マリヤの体重、14Kg。(2006/11/16)(LIVING WITH DOGS)

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