大阪のブリーダー崩壊、犬からブルセラ症が
大阪のブリーダー崩壊、犬からブルセラ症が
あちこちで起きているブリーダー崩壊ですが、大阪の崩壊現場では、ブルセラ症の集団感染が危惧されています。
ブルセラ症は、人畜共通感染症(zoonosis)の1つです。レスキューされた犬達の血液検査を万全にしなければなりません。
レスキュー団体はワンライフさんです。
(2007/1/12)(LIVING WITH DOGS)
犬が「ブルセラ症」集団感染か 大阪府が検査へ
大阪府和泉市内で営業している犬の繁殖販売業者が飼育していた犬が、人や家畜などにも感染する「ブルセラ症」に集団感染した疑いがあることが9日、分かった。約260匹の犬は業者が所有権を放棄し、現在は和歌山県内の動物愛護団体が世話をしているが、府は11日以降に全頭の採血検査をするなど、詳しい調査を実施する方針。現在、人に感染したとの報告はないという。
府動物愛護課によると、業者は約260匹の犬を飼育。流産や死産などブルセラ症の典型的症状が多発したため昨年11月、48匹を抽出して動物病院で検査したところ、19匹がブルセラ症と診断されたという。
診断結果を受け、業者は感染した犬を隔離していたが、隔離方法が不十分だったために感染が拡大している可能性があるという。業者は今月6日に犬の所有権を放棄しており、現在、犬の世話は和歌山県の動物愛護団体「ワンライフ」が行っている。
この業者について、府に「飼われている犬がブルセラ症らしく経営が怪しい。このままでは虐待になりかねない」との通報があり、適正な飼育をしているか立ち入り検査を行っていた。同課によると、虐待の事実は確認できなかったが、狭い場所で犬が増え過ぎていた。同課では11日、全頭を対象に血液検査を行い詳しい調査をする。(2007/01/09)(産経新聞記事より)