犬は猪の天敵?

犬は猪の天敵?

犬と猪は敵対する間柄です。日本中で猪の被害が毎日のように報告されています。

愛犬とお散歩中にもしも猪と遭遇した時は、まずリードを放して犬から離れないと、パニックに陥ったイノシシに襲われる危険があるそうです。
かつて高齢のセントバーナードが猪に襲われ殺されたことがありました。猪にしてみたら犬は自分に危害を及ぼす天敵ですからまずは犬を襲うのは当然なのかも知れません。
(2006/1/16)(LIVING WITH DOGS)


<イノシシ>犬は天敵 散歩中の遭遇は危険

犬の散歩中に遭遇した時は特にご用心。全国でイノシシが人を襲う事故が相次いでいることに対し、専門家は「対応を誤れば、さらに被害が増す恐れがある」と注意を呼び掛けている。犬はイノシシの天敵。「たとえチワワのような小型犬でも恐ろしい敵と感じて襲われることがあります」と指摘する。
愛媛県八幡浜市の住宅街では元日、突進してきたイノシシに体当たりされるなどして男女4人が軽いけが。静岡市では8日、犬の散歩後に帰宅しようとした女性が自宅裏の空き地でイノシシに体当たりされ負傷するなど、イノシシによる被害は相次いでいる。
中央農業総合研究センター(茨城県つくば市)の鳥獣害研究サブチームの仲谷淳上席研究員によると、農地放棄などでイノシシの生息域が拡大しているためという。「生息域が人家近くまで広がり、人と遭遇する可能性が高くなった」と話す。その上、現在は狩猟期間中(原則11月15日〜2月15日)。ハンターに追われ、パニック状態で逃走中のイノシシがたまたま遭遇した人に襲いかかる可能性もある。
特に犬は、狩猟の際にイノシシを追うため、天敵だ。犬と一緒にいて遭遇した時は、まず鎖やひもを放して犬から離れないと、パニックに陥ったイノシシに襲われる危険があるという。
イノシシから走って逃れようとしても、イノシシの方が人より足が速い。背中の毛が立っている時は興奮しているので特に危険という。慌てずに落ち着いて近くの木に登ったり、物陰に隠れる他、傘を広げて身を隠すのも効果的だ。
仲谷さんは「イノシシにとって大事なのは、人を殺すことよりも自分が逃げること。一撃して退散することもあり、まずは落ち着くことが大切」と話している。(2007/1/16)(毎日新聞記事より)

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