天国の神様へ

天国の神様へ

とっても素敵な話をご紹介させていただきます。

今、清里は雪が降っています。しかし家の中は薪ストーブが燃え、小さなソファーで愛犬を抱いています。そしてこの素敵な話で、もっともっと暖まるでしょう。明日もきっと良い1日であることを祈ります。(2007/1/21)(LIVING WITH DOGS)


この話は、あなたにとっても、特別に素敵な希望となると思うの。あなたの一日を明るくする心温まるお話。

私、これをメールボックスに受け取って、あなたたちも何か感じるんじゃないかと思ったの。私たちが14歳の老犬、Abbeyを先月に亡くしたことは何人かは知ってるかも知れない。私の4歳になる娘が、Abbeyがいなくなってどんなに寂しいか泣きながら話していたの。
そして、Abbeyが天国に着いたら、神様がすぐAbbeyだとわかるように手紙を書きたいのだけど、と言ったの。娘が懇願するので私は代わりに手紙を書いたわ。

「神様へ

私たちの愛犬Abbeyに特別なご加護をいただけないでしょうか?Abbeyは昨日亡くなって天国に召されました。私たちはAbbeyがいなくなってとても寂しいのです。Abbeyは病気だったけれど、私たちの犬として神様が贈ってくださったことを幸せに思います。
私は、神様がAbbeyと遊んで下さったら、と思います。Abbeyは病気になる前は、ボールで遊んだり、泳いだりするのが大好きでした。
天国で神様がAbbeyに会ったときに彼女が私たちの特別な犬であることがすぐお分かりになるように、Abbeyの写真を何枚か送ります。だけど、本当にAbbeyがいなくて寂しいのです。

  愛をこめて、Meredith Claire

          追伸 ママがMerの言った言葉を書いてくれました。」

私たちは2枚のAbbeyの写真を封筒に入れて、宛名を「神様/天国」として、返信用の住所も書いたの。
Merが切手を何枚か貼ったわ。どうしてかっていうと、天国に届くにはなにしろたくさんの切手がいるんじゃないか、って。その午後、郵便局の前のレターボックスへ娘に投函させたの。何日間か、娘は、神様が手紙をもう受け取ったか気にしていたわ。私は娘に、きっと受け取って下さっているよ、と答えたわ。

昨日の勤労感謝の日、私たちは子供をAustinの自然歴史博物館に連れて行ったの。私たちが帰ってくると、ポーチのところに金色の包装紙でラッピングされた包みがあったわ。なんでしょう?私は包みを見に行ったの。その前面には金色の星のカードがついていたわ。
カードには「Merへ」と、見慣れない字で書いてあったわ。Meredithが手にとって、包みを開いたの。中身は Mr. Rogers著の「ペットが亡くなったとき」という本。
本のフロントカバーの内側には、私たちの書いた手紙が宛先不十分と印をされた開封済みの封筒に入って、テープで留められていたわ。
反対側のページには、「Meredithのために」という言葉の下にAbbeyの写真が貼ってあったわ。本をかえしてみると、バックカバーにはもう1枚のAbbeyの写真が貼ってあって、 ピンク色の紙にこんなことが書いてあったの。

「親愛なるMer、

Abbeyは安全に無事に天国に着いたってこと、君が知ったらうれしいだろうな!君が写真を送ってくれてとっても助かったよ。私はAbbeyのこと、すぐにわかったからね。
Meredith、Abbeyはね、もう病気じゃないんだよ。
Abbeyの魂はここに、私とともにあるのだよ・・・
Abbeyが君の心にずっといるようにね・・・若くて、走って、遊んで・・・
Abbeyは君の犬であったことをとっても喜んでいたよ。わかるだろう?
天国ではからだは必要ないんだ。だから私にはポケットがないんだよ。
そんなわけで君の素敵な手紙を持っていることができないんだ。
私は手紙と写真を君に送るよ。君がAbbeyのことを忘れないように、本と一緒にね。

私の天使の一人が用意してくれたんだ。小さな本だけど、きっと助けになるよ。
素敵な手紙をありがとう。君のママにも、手紙を送ってくれたお礼を言っておいて。なんて素敵なママなんだろう!
私は君のために特別にママを選んだんだよ。
私の祈りを毎日送るよ。そして君をとても愛していることを忘れないで。
私は愛のあるところにはどこにでもいるよ。

愛をこめて、
神と、神のためにこの手紙を書いてくれた特別な天使より。」

(2007/1/21)(みゆきさん訳)

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ